ユーザーのデータマイニングを助けるクラウドコンピューティング
今後有望なクラウドコンピューティングのトレンドの（まだ完全には活用されていない）ユニークなメリットのひとつは、今日のオンデマンドサービスで最も論争を呼んでいる話題のひとつでもある。
先見の明のあるクラウドベンダー各社が貴重なユーザーデータを取得して、顧客のために有効活用するというものだ。他人に転売するのではなく、ユーザーの経営目標達成を支援する実態情報に作り直すのが目的だ。
経営者が長年求めてきたことのひとつが、事業内容の評価に役立つタイムリーなベンチマークデータの利用だ。もちろん、最も貴重なベンチマークデータは、同じような組織から集めた情報であり、これがあれば経営者同士が比較を行う自己評価が可能になる。
筆者は、高コストで厄介な紙ベースの手作業だった1990年代に、ベンチマークコンサルティング会社設立に携わった。当時は見つけにくい経営データの収集に数時間の作業を余儀なくされるため、ベンチマーク調査に企業を参加させるのは容易なことではなかった。
さらに、さまざまな情報源のデータを比較するのが困難だったため、その結果も限定的な内容だった。
対照的に、今日のクラウドコンピューティングサービスを利用すれば、企業幹部が他社と自社の経営状態の比較内容をより深く把握できるよう、迅速に明確に支援する貴重なデータを、ベンダー各社が前代未聞の規模で利用できるようになる。
この概念は、その能力と、プライバシー関連法に明確に違反する個人もしくはプロプライエタリなデータの不適切な使用とを混同する多くの人々に、極度の不安を与える。筆者がここで説明しているのは、同じような立場の人々の行動や経験と比較して、自分のレベルが分かるようユーザーを支援する、高いレベルの活動データを正規に取得するという話だ。
たとえば、筆者はユーザーエクスペリエンスに基づく業界別の総クリックスルーと、反応速度統計を公表する SaaS（サービスとしてのソフトウェア）電子メールマーケティングベンダーを利用している。これが、自分の電子メールキャンペーンの有効性の評価に役立つのだ。
もうひとつの例が、日常のサービスデスク管理活動の他社との比較をユーザーに見せる、Web ベースのサービスデスクインフラソリューションプロバイダ、SysAid だ。
この概念をもっと幅広く例証するのが、各種 SaaS アプリケーションに組み込まれた分析ツールだ。今日の主要 SaaS ソリューションは、ビジネスインテリジェンスを別のアプリケーションとして考えるのではなく、分析ツールや管理ダッシュボードをアプリケーションの中に組み込んで、エンドユーザーや企業の幹部が重要業績評価基準（KPI）を簡単に監視できるようにする。
しっかりした顧客ベースを築き上げた洞察力のある SaaS/クラウドコンピューティングベンダー各社は、自社の顧客にさらなる価値を提供するためのさまざまな方法を試している。彼らは有益なベンチマーク統計を出すことで、自社をより明確に差別化すべく、努力を続けている。
正しく行動すれば、この情報はエンドユーザーや企業の意思決定者に対し、さらなる成功に結びつく可能性のある素晴らしい洞察力を与えることになる。そして、彼らが成功すれば、ベンダーに対する忠誠心は向上し、顧客がベンダー各社や同業者と安心して活動データを共有できるようになる。
この力は、顧客/ベンダー関係の特性再評価につながる。さらに、過去の典型的なユーザーグループよりも有意義な顧客コミュニティも生まれる。SaaS/クラウドベンダー各社は、個々の顧客が自分たちの「ベストプラクティス」をケーススタディベースで共有するように促進するだけでなく、統計的に有効で、戦略的に一段と貴重な顧客の情報や実態を提供できるようになる。
http://japaninternetcom.pheedo.jp/click.phdo?i=3b0ceac21b0cec1626b76e3e17ab4f05
私は小さい頃からスポーツは得意でしたが、プロスポーツ選手を目指す気
は全くありませんでした。だって体って故障しやすいもんですから、、。
プレーできなくなったら終りですからね、、。
でもテレビを観てはスポーツ選手に感動をもらっています＾＾
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