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Intel、アナリスト予測を大幅に上回る1-3月期決算

Intel、アナリスト予測を大幅に上回る1-3月期決算
半導体最大手 Intel は13日、第1四半期 (1-3月期) の決算を発表した。同社の好業績は織り込み済みだったとはいえ、企業需要の復活ムードに乗って投資家の好感を誘う内容となった。今回モバイル分野の好調と、1月に発売した新型プロセッサ群が追い風となり、同社の業績はそれまでの予測を上回った。

Intel の好決算は、ハイテク業界全体にとっても好材料になるだろう。ハイテク業界は、企業の IT 調達部門の支出復活の兆しを求めていた。そして企業の IT 調達部門は、老朽化したシステムの入れ替えや、人気の高い新規技術分野の取り込みを巡って、調達計画の立案に着手し、調達決定を下し始めている。

今回の決算内容を見てみると、売上はアナリスト予測の98億3000万ドルを大きく上回り、103億ドルを計上した。粗利益率は63.4%という健全な数字で、純利益は24億ドル (1株あたり43セント) だ。Thomson Reuters がとりまとめたアナリスト予測では、1株あたり38セントの利益としていた。

部門別では PC Client Group の売上が、前四半期比で横ばいだったものの、経済崩壊が販売に影響を与え始めた前年同期に比べれば44%の大幅増となった。Intel は、前四半期の売上水準を維持できた要因として、記録的なモバイル用プロセッサの売上と、新型プロセッサの平均小売価格 (ASP) がわずかながら上昇していることの2点を挙げている。

一方 Data Center Group の売上は、前四半期に比べて8%減となったものの、前年同期比で48%の伸びを記録した。また、Other Intel Architecture グループ (基本的には『Itanium』プロセッサ事業) の売上は前四半期に比べ9%減少した。また『Atom』プロセッサの売上は、前四半期比で19%減となった。

今後の業績だが、Intel は4-6月期の売上を102億ドル (前後4億ドル)、粗利益率をおよそ64% (前後数%) と見込んでいる。同社は4-6月期に、NOR 型フラッシュメモリ事業売却由来の特別所得を計上する見通しだが、今回の売上見通しはこの数字を含んでいない。同事業は Numonyx に売却したものだ。Intel は STMicroelectronics と共同出資し、2008年に合弁会社 Numonyx を設立した。


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