Adobe、『Adobe Flash Player』向け修正パッチを緊急リリース
Adobe Systems は20日、同社が「クリティカル (深刻)」と判断したセキュリティ ホールに対する修正パッチをリリースした。この脆弱性は『Adobe Flash Player』に存在し、すでにクラッカーによる同脆弱性を悪用した攻撃が発生しているという。
Adobe のセキュリティ勧告によると、この脆弱性が攻撃者に悪用された場合、コンピュータやモバイル機器が乗っ取られる恐れがあるという。影響を受けるのは『Windows』『Mac』『Linux』『Solaris』各版の『Adobe Flash Player 10.1.82.76』とそれ以前のバージョン、および『Android』版の『Adobe Flash Player 10.1.92.10』だ。
Adobe は9月第3週にオンラインのセキュリティ更新サービスを利用して、ユーザーにこの脆弱性に関する注意を喚起し、9月27日の週までに修正パッチを用意すると約束していた。
今回の問題は明らかに深刻なものであり、通常より迅速に更新を実施する意味は十分にあった。
Adobe の担当者はセキュリティ勧告の中で、次のように述べている。「今回の脆弱性 (CVE-2010-2884) はシステムのクラッシュを引き起こし、影響を受けるシステムを攻撃者が乗っ取る恐れがあった。実際に Windows 版の Adobe Flash Player について、この脆弱性を悪用した攻撃が発生中だという報告を受けている」
Adobe によると「『Adobe Reader』および『Adobe Acrobat』については、今のところ同脆弱性を悪用した攻撃は確認していない」という。
Adobe では、Windows、Mac、UNIX 各版の『Adobe Reader 9.3.4』、および Windows 版と Mac 版の『Adobe Acrobat 9.3.4』については、10月4日の週に更新版を提供する予定だとしている。
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/feecc0c894b50a860f9b1684cec6865f?ul=oBW73cNn9HA4VWn6v3Q1OyvcjgikCGkqqEd3TslG0WVanPfj89Oxmy0lJ.Uh_zh1kKCOmrS7SYPSntSx3FFSv4bjObdT
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