HP、ノート PC 発注量削減のうわさを否定、関連業者の幹部は沈黙
HP(ヒューレット・パッカード)アジア地域国際調達処の蕭国坤総経理は17日、HP が関連受託生産メーカーに対するノート PC(NB)の発注を削減したとの観測に対して、「4、5月に発注量を削減した事実はない」と述べ、うわさを否定した。
さらに蕭氏は、「景気の先行きについて最近は好材料を聞く機会が増えている」と述べ、第3四半期には NB の市況が上向くとの見方を示した。ただ、17日に台北で開催された HP 台湾の40周年記念式典にはコンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)の陳瑞聡総経理やフォックスコン(FOXCONN=鴻海精密)の郭台銘董事長など NB 受託生産大手の幹部が勢ぞろいしたが、HP の受注削減のうわさについてはいずれもコメントを拒否している。
NB の景気については今年、楽観的な見通しが相次いでいた。ところが欧州市場で信用不安の問題が浮上したころから悲観的な見方が台頭。いわゆる「ギリシャ・ショック」後にも引き続き欧州市場は不安定な状態が拡大している。こうした状況下、ASUSTeK の沈振来最高経営責任者(CEO)は先ごろ、同社が第2四半期ゼロ成長に陥る危険があるとともに、本来需要の最盛期にあたる第3四半期にも景気が回復しない可能性があることを示唆。一方、市場ではエイサー(Acer)が近く発注の削減と出荷の延期を実施に踏み切るとの情報が駆け巡り、関連業者のコンパル(Compal Electronics=仁宝電脳)と Wistron(ウィストロン=緯創)が打撃を受けるとの観測が流れた。
こうした状況の中、HP も発注を削減したとのうわさについて、HP の蕭氏は、「最近になってようやくそのうわさが流れている事実を把握したが、当社は発注を減らす状況にない」と否定。その上で、「NB 市場は4月と5月に出荷の伸びが鈍化する状況を見せたが、それは3月の出荷が急伸したことによる反動だ」とコメントした。さらに「現在、欧州市場ではネットブックの販売が比較的大きなマイナスの影響を受けている。しかし、当社にとっては、ネットブックというただ一つの製品に限っての状況であり、それを以て大きな心配に至ることはない」と述べた。
蕭氏の発言を裏付けるかのように、NB の受託製造大手が4月に3月比で軒並み営業収益を減らす中、HP の主要受託生産メーカーであるクアンタ(Quanta Computer=広達電脳)は唯一、営業収益、出荷台数ともに過去最高を記録している。
一方、17日に開催された HP 台湾40周年の記念祝典には、コンパルの陳瑞聡総経理や、フォックスコンの郭台銘董事長のほか、クアンタの梁次震福董事長、インベンテック(Inventec=英業達)李詩欽董事長、Wistron(ウィストロン=緯創)の黄柏総経理と主要受託メーカーの幹部が一同に顔をそろえたが、HP の発注問題については一様に言及を避けている。
記事提供:EMS One
http://japaninternetcom.pheedo.jp/click.phdo?i=e46096ea8e1cb2c772b66a051fe677dd
「朝に紅顔ありて夕べに白骨となる」という慣用句があります。
つい先ごろまで若者であった人が気がついてみると死んで白骨になって
いるという意味で、生死の計り知れないこと、世の無常なことを表す。
人は死を忘れながら生きているんです。そうでなければ生きられません。
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