Google の「Smart TV」が成功する理由
テレビと PC の「コンバージェンス」は1990年代半ばからささやかれてきた。多くの企業がそれに挑戦し、失敗した。しかし今度は、そのコンバージェンスがついにうまくいくかもしれない。
報道によれば、Google がソニー、Logitech、そして Intel の各社と、Android をベースにした「Dragonpoint.」というコード名の新しい「Smart TV」プラットフォームを共同開発しているという。また、これら各社のほかに数社が開発に携わっている可能性も高い。
Google の発表はおそらく、カリフォルニア州サンフランシスコの Google IO Conference で5月20日午前に行われるだろう。(編集部注:原文は米国時間2010年5月19日に掲載)
うわさされている計画によると、ソニーが Intel Atom チップを搭載するインターネット接続対応テレビを製造するという。Google は OS とシステムソフトウェアを提供し、Logitech はリモコンに取って代わるキーボード製品群の開発に取り組んでいる。
PC をテレビに接続したり、PC でテレビを視聴するといったこれまでの取り組みとは異なり、Dragonpoint システムは PC でもあり、テレビでもあるアプライアンスとなっている。見た目は完全に大画面テレビだが、その中身はインターネット接続されたコンピュータとしても機能する。
この新しいタイプのテレビは「Smart TV」と呼ばれるようになるかもしれない。Dragonpoint ベースの「Smart TV」には、Blu-Ray プレーヤーとセットトップボックスを含む全機能搭載モデルも用意される。br>
Intel の最高経営責任者(CEO)、Paul Otellini 氏は Financial Times に対し、「われわれの目の前で進んでいる革命はテレビのカラー化以来最大の変化である」と語っている。同氏の言っていることは正しいかもしれない。
消費者にとっては Google の検索機能を使ってテレビ番組を検索できることがメリットであり、番組名や俳優などの各種情報だけでなく、(字幕情報を検索することで)セリフまで探し出せるようになる。
しかし、これは始まりに過ぎない。
● テレビにアプリがやってくる
Google は5月19日、「2010年中」に利用開始可能になると話す「Chrome Web Store」という自社ブラウザ用の新しいアプリストアを発表した。同社はテレビ用にも同様のイメージを持っている。
Google は、テレビ版「アップストア」でダウンロード可能なプログラムが多数公開されるよう Dragonpoint 周辺の開発者の活動を奨励していくことになる。
製品管理担当バイスプレジデントの Sundar Pichai 氏が IO Conference で語ったところによると、同氏は Web アプリに「デスクトップアプリにできることすべて」をさせたいのだという。これは、Android ベースの Dragonpoint プラットフォームの目標でもある。
その一例が、「Clicker.TV」というアプリだ。Google は、Clickerという会社が、ウェブブラウザで動作する HTML5アプリケーションながらテレビ用の設計にもなっている Clicker.TV アプリを公開できるようにした。同アプリはインターネット上の各種サイトに投稿されたテレビ番組を提供し、1つの「カタログ」から好きなときに選んで視聴することができる。
Clicker のウェブサイトには「2000局以上のネットワークで放送された1万種類以上の番組の65万本以上のエピソード、3万本の映画、そして2万人のアーティストによる8万本のミュージックビデオ」がそろう。(同社は将来 iPad バージョンも用意する計画だとされる)
ほかのアプリを利用すれば、視聴者がテレビを見ながらスポーツのスコア、金融情報、あるいは自分のソーシャルネットワークといったインターネットの各種データも監視できるようにもなる。
このビジネスモデルには、パーソナライズされた広告を各家庭のテレビに持ち込む流れも含まれる。
http://japaninternetcom.pheedo.jp/click.phdo?i=56c9700a92c8359786856e2e3d5dd070
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