Apple は AMD を買収するか?
筆者にはアナリスト向け説明会を傍聴する機会が多々あるが、その多くで増えているのが、ソリューション全体が1社のベンダーによってコントロールされる PC とスマートフォンの垂直統合へ市場が戻りつつある、という話題だ。
実際今日も、いずれ携帯電話市場は Apple、Google、Microsoft、そして RIM の携帯電話だけとなり、ハードウェアベンダーは重要でなくなる、という話をしていた。
AMD の話題が出たきっかけは、Apple が Intel から供給を受けているソリューションの代替ベンダーとして同社を検討しているという記事だった。筆者が聞いている話から考えると、今回は実際に話がまとまるだろう。そして、感触が良ければ将来的に Apple が同社の買収を判断するかもしれない。
そこで、PC やデバイス分野における垂直統合へと向かう動きと、その異議について解説したい。
● 垂直統合:Apple の影響力
Microsoft、Google、そして Apple をよく見ると、いずれのベンダーもゆっくりと垂直統合へ向かっていることが分かるだろう。Apple は消費者向け自社製品の大部分に対応する独自プロセッサの設計も行っているし、自社のプラットフォームを厳しく支配、管理している。Google も、自社のチップグループに関する発表を行ったばかりであり、しばらく前から独自のデータセンターハードウェアも開発している。Microsoft も自社にチップグループを持っており、Xbox や Kin 携帯電話など完全な製品ラインアップをそろえ、Windows 7 Phones や Microsoft の店舗で販売するすべての PC 製品の仕様をかなり緻密に定めている。
これは、主に Apple が巨大マージンやブランド信仰の確保と、顧客の使い勝手をコントロールすることによる収益性の高い市場の独占に大成功した結果だと思う。人々は、自由と低価格、そして顧客満足度を比べたときに、相当数が後者を選ぶという意志を投資によって証明し、ほかのベンダー各社がその教訓を学びつつあるのだ。
これは、主要ベンダー各社(あるいは最大の力を持つところ)は次第に製品をコントロールし、支配するようにはなるが、開発に携わる可能性は低いことを示している。
● 結果
Apple のモデルが妥当であるならば、ソリューションと、それに関連したマージンを支配するベンダーに力が移っていくことになる。
しかし、これはある意味、相互運用性とベンダー各社間の移行は大きな問題になるものの、ベンダー各社の中で完結するソリューションは使いやすく、保守もしやすくなる、という過去への回帰だ。
クラウドへの情報移動にますます重点が置かれ、ブラウザが垣根を取り除いているトレンドを考慮すると、メインフレームの時代ほど悪い状況になるとは思えない。しかし、Apple、Google、および Microsoft のスマートフォン製品間の移行が Dell、HP、および Lenovo の PC 間の移行ほど容易でないことは既に分かっている。
これは、ほかの閉じたプラットフォームで頻繁に発生するのと同じ入札の問題を引き起こす可能性が高い。移行費用はベンダー各社間のそこそこ大きな入札額の差をも相殺することが多くなる。そのほか、ソリューションをまとめる統括企業に IT 企業各社が集約される場合も出てくる。
http://japaninternetcom.pheedo.jp/click.phdo?i=c93a04aacdb62247b81d71253152e638
「紺屋の白袴」ということわざがあります。
人の事はあれこれするけど、自分にまで手が回らない事。もしくは人には
あれこれ指図するけど自分は何もしない事を言います。紺屋(染め物や)は
染める事を仕事にしているのに、自分は忙しくて白い袴をはいている事
から言われるようになりました。
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