量子暗号による盗聴不可能な多地点テレビ会議システム
情報通信研究機構(NICT)量子 ICT グループは2010年10月14日、NICT の委託研究機関である NEC、三菱電機、NTT と、NICT のテストベッド JGN2plus 上に量子暗号ネットワークを構築、試験運用を開始する、と発表した。
都市圏の敷設光ファイバー網では世界初となる、盗聴不可能な多地点テレビ会議システムを構築、安定動作や経路制御などの試験と性能評価を行う。
今回、NICT、NEC、三菱電機、および NTT は、JGN2plus 上の4拠点に量子鍵配送装置を設置、10km から最長 90km まで、複数の回線パターンからなる量子暗号ネットワークを構築、盗聴攻撃の検知実験と完全秘匿な多地点テレビ会議システムの試験運用を行う。
秘密鍵の生成速度は 45km の光ファイバー回線で毎秒約10万ビットと、実環境では世界最高速となる。
試験運用には東芝やヨーロッパの研究機関も参加、標準化に向けた相互接続実験も行う。
今後、本運用を経て、この技術を国家レベルの機密通信、電力・ガス・水道網などの重要インフラを監視する通信保護や金融機関の秘匿通信などに順次適用できるよう取り組んでいく。
JGN2plus は、研究用の超高速・高機能研究開発テストベッドネットワークで、NICT が2008年4月から運用している。
今回参加するヨーロッパの研究機関は、スイス、ジュネーブの Id Quantique、オーストリア、ウィーンの All Vienna で、All Vienna は Austrian Institute of Technology(オーストリア工学研究所)、Institute for Quantum Optics and Quantum Information(量子光学および量子情報研究所)、University of Vienna(ウィーン大学)の、3つの研究機関からなる研究チーム。
量子暗号は、理論上どのような技術でも盗聴できない暗号技術。まず、送り手と受け手に量子鍵配送装置を用意し、光回線を介して盗聴を完全に排除した絶対安全な秘密鍵を共有し、次にその鍵を用い、送信情報を、一度使用した乱数列は二度と使わないワンタイムパッドにより暗号化するもの。
量子鍵配送は極めて高度な技術で、実用化には多くの課題があり、これまで米国国防総省や欧州連合のプロジェクトでは、音声データの暗号化が限界で、伝送距離も敷設光ファイバーで数 10km 程度が限界だった。
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/6bbe68891b423e091e7f42f31e2bd7b2?ul=3E4i7MyrIQOXqKU.EhcSyIzJ2Xjf1m66HeShFwcq_ntBWPQW8iCY27OJcmmzEQDfBFELsrbghg0xkeGL6Gq.47_Z00aU
「唯々諾々」という慣用句があります。
少しも逆らわずに、言いなりになる。言いなり地獄。
イェスマン、ですかね。。
最近は意志の弱い男が多いですからね〜〜。。
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