検索駆動型ソフトウェア開発とそれを支援するツール (1)
我々は、操作品質の高いソフトウェアを開発するための、さまざまな研究を行っています。
そのひとつに、我々自身のプログラマとしての体験とニーズに基づく、プログラマにとって使いやすいソフトウェア開発環境とツールに関する研究開発があります。開発環境にとってのエンドユーザーはプログラマです。開発環境の操作性を改善することで、ソフトウェアの生産性と品質が大いに向上すると我々は考えています。
本シリーズでは、「検索駆動型ソフトウェア開発」のアプローチと、それを支援するツールを紹介していきます。初回の今回は、ソフトウェア開発における情報検索の役割について解説し、検索ツール研究の歴史を振り返ります。
ソフトウェア開発における情報検索
物理的な工業製品とは異なり、ソフトウェアプロダクトには、その製品を構成する物質的な原材料がありません。あえて「材料」と呼べるのは、すでにあるコードやドキュメントと、開発に関わるプログラマの持っている知識でしょう。
ソフトウェアを開発するプロセスは、プログラマの持っている知識をソフトウェアシステムに組み込んでいくプロセスとみなすことができます。
ソフトウェア開発には様々な知識が必要です。応用ドメインの知識やハードウェア、OS、データ構造、アルゴリズムに関する知識、開発環境、プログラミング言語、ライブラリに関する知識に加えて、最近ではセキュリティ、安全性、プライバシといったことがらにも注意を払わなければなりません。
さらに、IT 技術の急速な発展と変化に伴ってこれらの知識は随時更新していく必要があり、ひとりの開発者がそれらをすべて習得していくことは実際にはとても難しいことです。
そこで実際には、開発に伴って必要となる知識や情報を検索しながら開発作業を進めていくことになります。
例えば、XML を使ってデータ交換を行うプログラムの開発にやっと慣れてきたと思ったら、次のプロジェクトでは XML ではなくJSON(JavaScript Object Notation)フォーマットを使うことになった、というような話はしばしばあると思います。
おそらく現役の開発者の多くは大学や専門学校で JSON を習ったことはないでしょう。こういうときに助けになるのが検索エンジンです。JSON をキーワードにして Web で検索すると、多くの解説ページが見つかります。これらの情報をベースとして、オンデマンドに学習しながら開発作業を進めていくことになります。さらに、JSON フォーマットのデータを扱うことのできる、フリーなソースコードも多数存在します。それらを見つけてダウンロードして使えば、開発の効率を大幅に向上させることができます。
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いやーこわいおっさんに文句言うのは何とかいけるけど、
かわいい女性には何も言えません!
女性は心も容姿も美しければ、それだけでいいんだす。。
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