ソーシャルメディア化に見る百度(バイドゥ)の今後の方向性
本コラムにおいては、2010年7月27日に発表された、Yahoo! と Google の検索エンジン、および検索連動型広告システムにおける提携の影響を大きく受けると考えられる第三者、バイドゥ(百度)が目指す方向性について考察をしたい。
この提携によって、バイドゥ(百度)陣営が新たな方向性・成長戦略を明確に掲げるきっかけとなったことは間違いない。なぜなら、あるインタビュー記事で、チャンスであると述べているからだ。
そのインタビューでは、今後の差別化のポイントとして「ソーシャルメディア化」というキーワードを掲げている。
実はこの分野において、中国で既に大きな実績を挙げているのが、他ならぬバイドゥ(百度)なのである。
では、バイドゥ(百度)の言うソーシャルメディア化とは、具体的にどういうことなのだろうか。
中国のバイドゥ(百度)では、関心のあるキーワードごとに、ユーザー自身が「部屋」と呼ばれるコミュニティを作成し、自分の思いや知識などを投稿することで情報を共有・蓄積できるサービスが人気である。
これは、1日平均1億 PV、約8,000ものコミュニティーが増え続けている。日本ではこのサービスのβ版である「てぃえば」が7月に公開されている。
こうしたサービスの利用者が増えることにより、これまでは、「検索」が Web 上で何かを調べる際の出発点であったが、今後はコミュニティがきっかけとなり、コミュニティでの会話の中から、自分が興味を持ったキーワードを検索していくという流れとなることが、容易に想定される。
つまり、豊富なコミュニティと興味関心の高いユーザーをいかに多く囲い込むことができるかが、ソーシャルメディア化における差別化の最大のポイントになるであろう。
日本のソーシャルメディアの分野においては、検索ポータルとして最も存在感のある Yahoo! および Google でさえ、いまだにその存在感を示すことができていないため、バイドゥ(百度)の中国での実績とノウハウが、日本でも同様に通用するとは限らないかもしれないが、今後、検索エンジン各社がバイドゥ(百度)のようにソーシャルメディア化を目指した場合、コミュニティやその最小単位を形成するユーザーを自分達の力で確保していくのか、または目的を同じくする他社と提携をするのか、各社がいずれの方向性を取った場合においても、すでにソーシャルメディア化での優位的な立場であるバイドゥ(百度)はこの分野において成功を収めることができると筆者は考えている。
なぜなら、「User First, User Friendly」というバイドゥの企業理念が示しているように、第一にユーザーのことを考え、そのユーザーにとって最適な情報提供方法は何かを考えているのだ。その手段として提供しているものがソーシャルメディア化なのである。
前述したように、ソーシャルメディアにおける差別化の最大のポイントは、豊富なコミュニティと、興味関心の高いユーザーをいかに多く囲い込むことができるかである。
百度(バイドゥ)は、ユーザーが情報を得るための最適な手段として、ソーシャルメディアを提供することにより、ユーザーの満足を得られれば、結果的にユーザーの囲い込みとコミュニティの充実を図ることが可能になると考えているのではないか。だからこそ、彼らはソーシャルメディア化に今後の活路を見出した、と私は考える。
(執筆:アウンコンサルティング株式会社 マーケティンググループ)
記事提供:(((SEM-ch))) 検索エンジンマーケティング情報チャンネル
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/a22749c5bda7a8df71700c08a4cfe8f8?ul=f7UbjvZKr_EdfHQt3TXLSBRTcRYIwlwq1x2nSVY1ucsbog3o8sM1IXmKxVF75tDkb_VP0i2U6FN1iqkUxNipqw.DA01V
私は正直ゴルフをやった事がありませんが、大勢のギャラリーの中で
球を打つあのプレッシャーは並大抵ではないでしょう。
何事も集中力です!
PICKUP
高音質な着うた?着ボイス萌え系乙女ラブゲーム携帯で今日の運勢 12星座占い過払いを取り戻す!WILLCOMデコラティブメールで装飾しようラム酒芸能人に人気のレーシック夢占い石川で引越しの準備世界遺産『首里城』についてPR