ライフワイド コンピューティングに向けて(1)
生活の様々なシーンで、インターネットに接続されたコンピュータデバイスが使われるようになってきました。家庭でも、通勤/通学途中でも、学校や職場でも、各種のデバイスから多種多様なサービスを利用して様々なことをしています。
このような環境では、これらの多様なデバイスやサービスが連携して、個人の作業を支えることが大切になると考えています。ひとりの人間の様々なシーンでの活動を統合的に捉えるという意味で、このような情報環境に必要となる計算機技術を、ライフワイド コンピューティング(Life-wide Computing)と呼びたいと思います。ひとりの人間の生活全般、人生全般を総合的に捉えるような情報技術となります。
本シリーズでは、ライフワイド コンピューティングについて、数回にわたり解説します。
1. ライフワイド コンピューティングが目指すもの
1.1 多種多様なデバイスと多種多様なサービスの連携
21世紀に入って、もうすぐ10年が経とうとしています。思い描いていたステキな未来が突然やってくることはありませんでしたが、インターネットに接続されたコンピュータデバイスは生活の中に着実に浸透してきています。
例えば、
(1) 朝起きたら、インターネットに接続されたデジタルフォトフレームでカレンダーを起動して今日の予定をチェックする
(2) 会社に向かう電車の中では、スマートフォンで友人が書いた Blog 記事を読んだり、有料ニュースサイトでニュース記事を読んだりする
(3) 会社では、デスクトップ PC で、インターネット上のデジタルライブラリから論文をダウンロードして目を通す
(4) 帰宅後は DVR で録画しておいたテレビ番組を観たあと、ネットショッピングを楽しむ
といった具合です。このようにわたしたちは、朝起きてから夜眠るまで、様々なデバイス、様々なサービスにログインして、これらのサービスを利用しています。
しかしながら、これらのサービスは、それぞれが独立してユーザーと情報とを管理しているために、サービス間で情報がうまく連携されているとはいえません。
例えば、通勤電車の中でスマートフォンを使って読んだ友人の Blog 記事で話題になっていたテレビ番組を、自宅で DVR を予約する際にうまくサジェストしてくれるような仕組みや、オンラインショップがレコメンドする新型の WiFi ルータに、以前読んだニュースサイトの新製品コーナーの記事をリンクしてくれるような仕組みは、今のところ提供されていません。
現状では、DVR の予約中に Blog 記事を思い出したら読み返し、オンラインショップサイトで同じ商品のニュース記事を思い出したら読み返す、といったように、あちこちに散らばった情報を、人間がひとつひとつ繋げています。せっかくどのデバイスもインターネットに繋がっているのに、ちょっと不便だと思っているのはわたしだけではないと思います。
http://rss.rssad.jp/rss/artclk/IpzPL9ZuTgAc/e85bee884acd699bba9fca47531b3d24?ul=RF0Hp16BIqqLD80Dnau8VgJcCmcgoDzlWJ3qwKNu7Hys8bU0ZnfxbAHmWOmpqaN1XEHS1QTR2GRWHraRNQmnjG1jxyw1
男と女は分かり合えない動物なんでしょうね、、。
いくら好きになっても相手が冷めてしまえばそれまで。。
儚いなぁ、、、wさて、新しい恋にトライアゲイン!w
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